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カシミールショールとは?

17世紀頃からインド北部のカシミールで植物染料の色数が豊富なショールを2,3年掛けて手織りされていました。
余りの繊細な色柄にイギリスからの旅行客は美しい刺繍と書き残している。
18世紀中ごろから19世紀中ごろまで世界の支配者を魅了し、世界中の羨望の的になった。
そしてシルクロードを通ってヨーロッパ、ペルシャへと運ばれていた。

この美しいショールを所有することはステイタスのシンボルでもあったのです。
ナポレオンがこのショールを肩に掛けた肖像画があります。
古い絵ではあちこちで見られます。古い肖像画のペイズリー柄はこの布です。

カシミールの人々は中央アジア、イランからやってきた人々で、決して豊かではなかったがこの複雑な、
時間のかかる織りを作り続けました。
フランスで作られたジャガード織り機もこの流れの中でできたものです。

左写真:130年前のカシミールショールの部分
右写真:現代でも十数人がこのようなショールを織っている。

トジという小さな木の針を一本づつ縦糸に絡ませながら。

だが昔のもののような繊細な柄はもう誰も織れない。
このカシミールでは繊細な刺繍ショールもたくさん作られていました。

当方の英文サイト、沙羅ギャラリーに古いカシミールショールを数点UPしています!

現代のカシミールショール/ pashmina

 

 左:極上のパシミナを太い糸、黒い糸は取り除き、丁寧に櫛でほぐす。

:左手にわずかなパシミナの毛の塊を持ちスピン(Yandor)の取っ手を左手で回して紡ぐ。
この後もう1回か2回、糸を2本あわせて紡ぐ。

こうして手で紡ぐことで、より空気をたっぷり糸の中に閉じ込められる。
同じグラムで長い糸ほど細い良い紡ぎとなり、紡ぎの報酬は良くなるが、また技術も必要。

カシミールの人々の雪降る冬の手内職にもなっているのです。

 

 

 上記のように紡がれた糸はカシミールショールの親方に買い取られ、織り職人が手織り(左の写真)をします。

数年前まではプレインな綾織でしたが、
現代最もポピュラーな織りは綾織が交互に方向を変え小さな四角が織り込まれています。
このほうが丈夫なのだそうです。

織りあがるとそれぞれの色に煮ぞめされます(
右写真

 

刺繍ショール

パターンは白っぽい布には黒、黒っぽいものには白の色が入った植物のオイルで木版が押されます。
右写真

 

最後の仕上げはレンタソープという植物の実で洗うとこのパターンの色は消えます。
左下の写真は刺繍職人が糸選びをしているところです。
一つの色に十数種の色糸があります。

 

 

代でも100人くらいの刺繍職人が毎日8時間、窓際に座り込んで,ちくちく針を刺しています。
複雑な刺繍は一年掛けてショール全体にさします。

カシミールはイスラムの人がほとんどですのでこの刺繍は男性の仕事です。
右写真
昔ほどではないですが、
現代でもヨーロッパ、アメリカ、アラブなど世界中の人々がカシミールショールに憧憬を抱いています。

確かに、
シャ・ツーシュ(king's of wool)は光沢がありソフトで最高級のウール。
だが現代は一応販売禁止。

手織り手紡ぎのカシミール・パシミナは現代のもっとも肌触りの良い贅沢なウールということになります。
肌さわりが他のものとは違います。

 

 アンティーク沙羅の
新しいもの&古いショール

右の写真:19世紀末のカシミール刺繍、ドルカ(両面)のショールは刺繍部分にダメージはなかったのですが、古いウールなので小さな虫食いがぽつぽつとありました。

オリジナルで保存と思い18年間そのままでしたが、
刺繍はまだとても良いので今回、マフラーにスリーナガル(カシミール)で仕立ててもらいました。
100年以上生き延びた刺繍なので、最高級の手紡ぎ、手織りのパシミナにつけてもらいました。

ふんわかと空気を一杯含んだパシミナの感触は心地よい!

植物染料の古い刺繍がいぶし銀のようですよ。